相続人間で作成したメモの有効性を争い、裁判所で和解で解決できたケース

2018年08月14日解決事例(遺産相続)

遺産相続

相続に関し相続人間で作成したメモの有効性を争った事案で、裁判所で和解で解決できたケース

相談前 依頼者は亡くなった父親の相続人の1人だった。父親は東京以外に土地建物を相続財産として残していたが、その土地建物は依頼者が生まれ育った土地家屋だったので、依頼者は是非とも相続したいと考えていた。そこで依頼者は、父親が亡くなった直後に他の相続人と交渉を行い、依頼者の希望通り遺産分割を行う旨の交渉メモを作成したが、他の相続人はそのメモの内容を争った。
相談後 他の相続人も弁護士を依頼したので、当初はその弁護士と交渉したがまとまらず、そのメモの有効性を根拠とした遺産分割の調停と裁判を行い、最終的には他の相続人も上記メモの正当性を承認したので依頼者の希望はかなった。
弁護士からのコメント メモの有効性を争うことは簡単なことではなかったが、調停と裁判では依頼者が生まれ育った土地家屋での成育過程や、依頼者の愛着について粘り強く主張した。その結果他の相続人の理解を得ることができたので、依頼者からは大変喜ばれた。

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