2018年08月07日解決事例(遺産相続)
遺産相続
依頼者以外に20名以上の相続人が、多数の地域に分散しておられた事例。多数の相続人と粘り強く交渉を行い、また納得が得られなかった方に対する調停の申立で、最終的に解決に至った。
相談前 | 依頼者は70歳代の男性で相続人の1人だった。依頼者以外に20名以上の相続人がいて、それらの相続人は多数の地域に分散していた案件。相続人のそれぞれの思惑、利害、感情が異なっていた。血縁の遠い親族はほとんど関心を示さない反面、血縁の近い相続人は、被相続人との過去の様々な経緯や、被相続人相互の不信感などが複雑に絡みあっていた。 |
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相談後 |
相続人の一人ひとりと話し合い、あるいは手紙で説明を行い、多くの方にはご承諾をいただいた。しかしその反面どうしても納得をされない方については、遠方まで度々出向いて丁寧な説明を繰りかえし、一部の方には理解が得られた。 最終的には、理解が得られなかった相続人数名の方を相手として遺産分割調停を申請。その結果、相手方に対する、調停委員あるいは担当の裁判官の説得で解決ができた。 |
弁護士からのコメント | 依頼者以外に相続人が多数おられ、かつ多くの地域の分散していたため、まず相続人を探し出す努力を行った。その後一人ひとりの相続人と話し合いを行い、相続人の方々の理解を得るのに多くの労力と時間がかかった。依頼者からは、「複雑で困難な事件を粘り強く、時間をかけて適切に処理していただき、とても感謝します」との喜びの声をいただきました。 |